山原麗華の活動ブログ♡

沖縄県出身のアコーディオン奏者 / ラジオ沖縄パーソナリティ / 山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)→木曜19時30分〜22時 / お仕事の依頼はコチラまで💌reika.yamahara@gmail.com

200名を超える、先輩方のお話し

6月23日の慰霊の日を前に、この時期は戦争体験者のお話しを聞きに行ったり、そのお話しを寝る直前までまとめたりしているので、気分が悪くなって頭痛がする事が多い。

 

お話しを聞いただけでこうなるのだから、実際に戦争を体験した方々の苦悩は計り知れないと思う。

 

元々、私は学校で行く行事も平和の礎や平和資料館などには行ったことがない。


そういった場所はとても苦手だったし、行かない理由もちゃんとあった。

 

学生時代は慰霊の日の時期が本当に苦手で、学校に掲示される戦時中の写真は見ないように避けて歩いたほど。

 

それが歌をうたい始めてから、ご高齢の方々にお会いする機会が増えて戦争体験を聞く機会が増えた。

 

最初はとても怖かったけれど聞いていくうちに、”こうも毎日戦争体験談を聞く若者ってあんまり居ないだろうなぁ〜”と思うようになった。

 

戦争体験を話しながら大号泣する人も居たし、話しながら「私こんなに泣いてたのね」と泣いてる事さえ気付かない人も居た。

私に話しながら戦争で亡くした親を思い出して「お母さん」と、わんわん泣く人もいた。

 

信じられないほど悲惨な戦争体験談を聞いてきて、私に話してくださった方々の気持ちを無駄にしたくない!と思うし、これは私だけで止めちゃダメだと思う。

 

私は気持ちが熱すぎる時があるので、(自分でもよく分かっている。笑)
なるべく感情が引っ張られないように冷静に聞こうとするのだけれど、目の前に泣いている人が居たらそんな事出来ない。気付いたら一緒に大号泣している事もあった。

 

「戦争のことは思い出したくない。けどもう先長くないと思うから子や孫の為に話すわ。」と話す方が多いし、同じ場所にたくさんの人が居ても、なぜかご高齢の方々は私に話してくださる。これはきっと、音楽の力なんだと思う。

 

私が昭和歌謡や沖縄民謡を歌うから、若かりし頃を思い出して、その胸の内に秘めた思いを誰かに話したくなるんじゃないかな?と。

 

そうして私は、戦争体験者が年々減っていく中でこんなにたくさんの戦争体験談を聞いてきたのだから、それを伝えていかなければいけないんじゃないか、と思うようになった。

 

それが今、ラジオ沖縄『山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)』の「いつか来た道」のコーナーになっている。


そのコーナーは、戦争体験談ばかりではなく、お腹を抱えて笑うようなお話しもあるし、何を話すかは人生の先輩方に委ねている。

 

ウクライナ戦争が始まった時、連日報道される悲しいニュースに胸を痛めた。


平和ってなんだろう?私に出来ることってなんだろう?って考えたけど、小さな事でも私に出来ることをしながら平和を願いたい。

 

こうして取材をし続けた戦争体験談や人生の大先輩のお話しは、200名を超えた。

 

この音源の一つひとつにその方々の”想い”が込められてると思うと、貴重なお話しを聞かせて頂いて本当に感謝です。

 

今日、6月22日(木)のラジオ沖縄「山原麗華の元気なナツメロ(爆笑)」の”いつか来た道”のコーナーでは、大正13年生まれ、数え100歳の方が登場します。

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”戦争を知らない世代へ伝えたいこと” を語ってくださいました。

 

そして「ラジオ寸劇」のコーナーは、以前聞いた戦争体験談を元にオリジナルで書きました。

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戦争から逃れる中、”最期は家族みんなで…”と決意した家族の物語。

 

私が一人何役と演じますので、ぜひお聞きください。

 

「戦争」や「平和」について考えるきっかけになれば…と思いますが、

 

しんみりするだけじゃなく、(爆笑)が番組タイトルに付くほど笑ってばっかりのラジオ番組なので、時には泣いてたくさん笑っていきますよー!✨

 

今日も宜しくお願いします🫶

 

 

(へんてこな文章だけど、これが今の私の想いって事でお許しを。てへ)