先日、サンレー 中央紫雲閣にて開催された『合同 偲ぶ会』にて、ミニコンサートを行いました🪗🎶
合同 偲ぶ会と言うのは、今は亡き大切な人を思い手を合わせる会です。
そこに集まる皆さんが、どんな気持ちでその時間を過ごすのか、大切な人を失った悲しみと更にはその悲しみを乗り越え前向きに生きるその想いを想像して、前に立たせて頂きました。
私のアコーディオンを始めたきっかけのお話しや、以前出会ったご高齢の方のお話しなど、歌を通して楽しい気持ちや懐かしい気持ちを感じて頂けたらなと思いながらミニコンサートをさせて頂きました。
そこでのお話し。
コンサート後、あるご高齢の男性の方が涙しながら来てくださいました。
『私は妻と二人きりだった。妻が先に逝ってしまってからは一人になった気がしてとても寂しかった。でも今日は、まさか妻と二人で思い出の曲を聞けると思っていなかったから本当に嬉しかったよ、ありがとう』と。
何度も何度も、『二人で歌を聞かせてくれてありがとう』と仰ってくださいました。
その方の涙やお声や、奥様の事を思うお気持ちが伝わってきて、なんてお優しい方なのだろう、と温かい気持ちになりました。
帰りには、『私はこらから妻の分まで毎日を楽しく生きるよ!頑張るから、またコンサートに行くからね!』と大きく手を振って帰られたのでした。
そしてある方は、
『山原さん、私の事を覚えていますか?』と。
歌い始めの頃、昔お世話になった方でした。
『実は、山原さんが歌い始めの頃に大型商業施設で歌ったイベントに両親と行ったんだけど、あれからうちの両親は山原さんのファンになってね。それからラジオを毎週聞くようになって、静かな父親だったけど、普段何も言わないのに山原さんの話すラジオだけは絶対に欠かさず聞いていたから、とても楽しんでいたみたい。ありがとうね』と。
『一緒に写真を撮ってもいい?両親二人とも亡くなってしまったんだけど、二人の遺影の前に山原さんとの写真を飾りたくて』と仰ってくださいました。
ご両親の生前、お会いできたら良かったのだけれど、こうして再び会いに来てくださった事がとても嬉しいですし、そのお話しを聞けて本当に良かったです。
私が知らないところで、こんな風に思ってくださる方が居て、楽しみにしてくださったり好きだとコンサートに来てくださる方が居ると知り、更に頑張ろう!と思いました。
こうして、様々なお話しが聞けたり出会いがあるのは、サンレーさんのおかげです。
大切な人を失った悲しみはとても辛いけれど、いつかこの人生を全うしてその人に再会出来るまで、たくさんのお土産話を持って行けるよう日々前向きに生きてほしい、改めてそう思います。
皆様の明日が、未来が、愛に包まれて幸せな日々になりますように。
お越し頂きました皆様、そしていつも温かく出迎えてくださるサンレーの皆様、本当にありがとうございました🙇🏻♀️ ̖́-
山原麗華