先日、サンレー那覇北紫雲閣にて行われた『合同 偲ぶ会』にて、ミニコンサートを行いました🪗
偲ぶ会は、 故人を偲び別れを惜しむために催す会。
私が思うに、今は亡き大切な方へ思いを馳せ、愛や感謝の気持ちを伝える、即ち、自分とも向き合える時間なんじゃないかな、と思います。
『あなたが居なくなった後も、私は頑張って生きてるよ』と報告できたら良いなと。
誰かを失う辛さは計り知れないけれど、その人の分まで一生懸命生きて、人生を全うした時に『あなたが居なくなった後、こんな事があったよ、あんな事があったよ』と笑顔で再会できたら良いなと思います。
(再会できるかどうかは分からないけれど、そんな世界があったら良いな、と思うのです)
偲ぶ会で前に出るまでは、毎回どんな風に出ていこう、皆さんは今どんな表情をしているかな?と考えます。
私がこの世から居なくなった時、残った大切な人たちに『私の事でもう泣かないで、あなたには命があるんだから、悲しんでばかり居ないでその人生をもっともっと楽しんでね!』と思うんじゃないかな?
だからこそ、『偲ぶ会』で大切な人に思いを馳せ涙を流したとしても、その後は笑って『あの人の分まで楽しんで生きよう』と、明るい気持ちになれる時間をお届けしたいと思っています。
歌は、聞いていた時の思い出や当時の気持ちを思い出させてくれます。
私がアコーディオンを始めたきっかけである東日本大震災の事をお話させて頂き、歌謡ショーに入りました。
歌を聴きながら楽しそうに笑う方、手拍子をする方、リズムにのる方、涙する方、様々な楽しみ方で聞いてくださる方のお気持ちを想像して、私も毎回涙しそうになります。
その時のお話し。
ある方にお声をかけて頂きました。
『山原さんが喋るラジオ番組を毎週聞いているんだけれど、リクエスト出来ますか?』と。
その方は、旦那様がお亡くなりになって五年が経つそう。
『五年も経つのだけれど、毎日会いたくて寂しくなる』と話しながら涙を流していました。
『うまく話せなくてごめんなさいね』と涙し、小さな肩を震わせながら、それでも一生懸命に伝えてくださったんです。
『夫が生前歌っていた曲をラジオかけてほしくて。夫は歌が好きだったから、その曲がラジオから聞こえてくると嬉しくて涙が止まらないの』と。
ラジオで流れてくる懐メロを聴きながら、旦那様を思い出し、ラジオや音楽を通して繋がっている、そんな風に思えるんじゃないかと思います。
その方が涙しながら、『今日はありがとう』と仰ってくださった時には、私も涙そうそう。
『五年経った今でも寂しい』と仰るその方が、どうか幸せに生きてほしいし、寂しい気持ちも『愛』だから、その思いを抱きしめながら笑顔で過ごしてほしい。
その方に、たくさんの愛が降り注いでほしい。
そう思います。
『偲ぶ会』は、大切な誰かを思う愛溢れる会です。
その場所で歌わせて頂ける事、多くの方にお会い出来ることに心より感謝です。
本当にありがとうございました🙇🏻♀️ ̖́-
そして、いつも優しく温かく出迎えてくださるサンレースタッフの皆さんに感謝です。
さて今日は、那覇市で歌のお仕事の後、金武町社会福祉協議会にて歌謡ショーです🪗
どんな出会いがあるでしょうか🥰楽しみ♡
素敵な一日を〜🌈
山原麗華